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竹永 秀信; 福田 武司; 櫻井 真治; 細金 延幸; 児玉 幸三; 正木 圭
Review of Scientific Instruments, 69(9), p.3181 - 3185, 1998/09
被引用回数:3 パーセンタイル:35.52(Instruments & Instrumentation)JT-60Uダイバータ計測のために、ECA測定による電子温度計測も可能なミリ波干渉計を新設した。測定コードとしては、X点近傍を通るコード、内側ダイバータコード、外側ダイバータコードの3つを選択した。振動の影響を除去するために、217GHzと183GHzの独立した2つの送受信系を採用した。振動補正無しでは、2つの異なる測定コードでの同時測定やECAと干渉計の同時測定が可能な設計となっている。真空容器内の複雑な伝送路形状のために、伝送損失は65dBと大きいが、入力換算雑音強度を-90dBmと小さく抑えることにより、信号対ノズル比として20dB程度を得ることができている。JT-60U放電での測定から、装置の健全性を確認するとともに、Hモードへの遷移時におけるX点近傍の急激な密度の減少を初めて観測した。
逆井 章
Fusion Engineering and Design, 34-35, p.45 - 52, 1997/00
被引用回数:4 パーセンタイル:37.13(Nuclear Science & Technology)JT-60Uでは、種々の計測装置をダイバータ部を観測できるように配置して、ダイバータの物理研究を行っている。ダイバータ研究において、炉心プラズマの定常化に向けて解決すべき、いくつかの重要な課題がある。その主なものは、熱・粒子の制御、排出、ヘリウム灰の輸送、排気、ダイバータ板上での不純物発生機構の解明、ダイバータの放射損失の分光的解明及びダイバータのモデリングである。特に、熱・粒子の制御、排出は、ITER等の実験炉の設計において、熱負荷をどのように許容値まで抑制できるか、問題となっている。このために、JT-60Uダイバータ部を3方向が観測できるように、3つのボロメータアレイを設置し、放射損失を測定している。これにより、高密度放電及び不純物ガスパフにおける遠隔放射冷却の進展、X点付近のMARFEに至る時の放射損失領域の挙動を明らかにした。